2017年4月に月乃音 中国茶稽古が開講されて早いもので3年が経とうとしています。初回からご参加いただいている方、途中からのご参加の方、単発参加の方それぞれですが、お稽古を重ねて更に中国茶の魅力に惹かれ、どんどんはまっていらっしゃる方、中国茶の魅力に気付いた方、みなさんがいろんな気づきと学びをされていらっしゃるのが伝わってきます。
今日は2020年の中国茶稽古の日程のご案内です。
○3月のお稽古のご予約を受付け致しております。
△3月のお稽古は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりお休みとさせていただきます。(2020/3/16)
前回(昨年の12月)に行われた中国茶のお稽古の内容を少しご紹介させていただきます。
まずは、先生のお話しを聞きながらwelcome tee「紅姑娘〜鬼灯茶(ほうくうにゃ)」ほうずきのお茶をいただきました。ほうずきは、咳止め解熱利尿の効用があり、爽やかな甘みのある柑橘系の香り、そして少し苦味があります。この苦味に解毒作用があります。factory zoomer の淡いパステルカラーのグラスで、ほおずきの紅がほんのりと移りとても可愛らしかったです。zoomerのお稽古では、zoomerのガラスが登場します。先生のきれいなお道具の使い方で、実際に使って、見ていただける贅沢なお稽古の時間です。
身体の中から温まったところで、今回のテーマ「紅茶」のお稽古が始まります。
茶の源流とされて今、再注目を集める貴州省。
厳しい冬山の少数民族の暮らしの中で息づく「紅茶」。
貴州省と言えば、昨年の6月に貴州省の新茶「都匀毛尖(といんもうせん)」と「湄漳翠芽(びしょうすいが)」の緑茶2種の飲み比べをしました。
貴州省は、中国唯一の低緯度、高海抜、少日照の兼ね備わった良好な茶区で、品質も同様に称賛されています。工業汚染が少ない為に茶に対する生態環境も良く、農薬や化学肥料の使用レベルも低く理想的な地域です。これまで産業開発が遅れていたその分、環境の良さが際立っている注目の茶産地のひとつです。
そんな貴州省の雲南の近くに位置する 普安(ぷあん)の紅茶「小叶甘野(しょうようかんや)」と「大叶俊芽(だいようしゅんが)」の2種の飲み比べをしました。この2種は、同じ茶葉ですが、摘む時期が10日違います。この10日の差は歴然で摘むタイミングによって、水色も、喉越しも、味と香りも違いますので、それぞれの茶葉を活かす茶器の選び方や、淹れ方があります。
毎回のお稽古の中には、新しい学びと、繰り返しの学び、繰り返されることで、自然と身体や心の中に浸透し、いつの間にか自分の一部になっています。また、繰り返しの中から、新しい気づきがあり、はっ とする瞬間にストンと身体や心に落とし込まれます。3ヶ月毎のお稽古ですが、季節が変わり、新しい気持ちで向き合えるお茶の時間。ぜひ、みなさんに中国茶の魅力に触れていただきたいです。みなさまのご参加をお待ち致しております<y>