factoryzoomer

【 緊急告知 】“color”展(サプライズ) 開催のお知らせ

2022.03.3 /life - gallery exhibition

21世紀美術館横のfactory zoomer /galleryにて、明日、3月4日(金)より、“color”シリーズの展示を行います。展覧会というよりは、お買い物のついでにギャラリーに寄って、ちょっと見ていこうかな?気に入れば買ってみようかな?という当たり前の風景をつくりたいと思い、このような前日告知をしてみました。びっくりしている方、怒っている方、笑顔の方、色々なお客様のお顔が目に浮かびますが、これも一つの販売方法の実験として、お付き合いください。

今回も、54色の透明色のカラフルなグラスたちが、/galleryの店内に並びます。
これまでのcolor展でご紹介していた、めんちょこ(小)、普通のコップ(中)、シャーレグラスの形に加え、新たに、むんちょこや台形鉢などの新しい形も登場予定です。
また、犀川沿いの/shopでは、color展に合わせてカラーのグラスを使用したスペシャルカフェメニューもお召し上がりいただけます。
展覧会は3月21日まで続きますので、ぜひ、期間中ご都合に合わせて、両店舗にお越しください。
ご来店お待ちしております。

※新型コロナウィルス対策のため、お客様の人数を調整しながらのご案内とさせていただいておりますので、お待ちいただく場合がございます。ご了承ください。




factory zoomer
color

2022.03.4 fri.- 03.21 mon.
12:00→18:00



color

「color」という作品を作り始めて今年で12年になる。最初の展覧会は東京、吉祥寺にあるfèveというギャラリー。その後、高知、北海道、多治見、福岡と、お呼びがかかれば、どこへでも巡業している。もはや、(自分で言うのはなんですが……)代表的なシリーズのひとつだ。当時、色を使って作品を作りたかった私は、どんな色を使うかにあまり、興味がなかった。というか、決める事が出来なかった。悩んだあげく、それならば、全ての色を並べてみよう!私自身が色を選択する必要はないのかもしれないと、考え直してから、いろいろなことがまとまり始めた。ひとつの大きなテーブルに並べた色のコップには、人種、容姿、生い立ちなどで、差別や偏見がないようにと願いを込めた。そして、並んだコップを眺めているうちに、色についてあらためて、学ぶことになる。当たり前と言われそうだが、考えても見なかった……。色は、他の色によって見えかたが違ってくる。引き立てあっているんだと、なんだか人間も同じだ。自分一人で生きているように意気がっていても、まわりの多くの人に支えられ、引き出されて一人一人が、今そこに在るのだと。辻和美



辻和美 経歴

金沢美術工芸大学商業デザイン科卒業後、カリフォルニア美術大学(CCAC)卒業。ガラスを学ぶ。その後日本に戻り金沢卯辰山工芸工房にて専門員を務め、1999年に独立。金沢市内にガラス工房「factory zoomer」を設立。作家の日常の身近なテーマをガラス素材にて表現。器やアートの境界をとくに意識しない物作りをする。
1999年 発電所美術館にて「三人のGLASS展」出品。
2005年 金沢市犀川ほとりに「factory zoomer/shop 」をオープン。
2006年 群馬県立館林美術館にて「光のかけら」展に出品。
2008年 「Daily Lifeー辻和美作品集」上梓。
2009年 金沢市文化活動賞受賞。
2010年 金沢21世紀美術館「KOGEIいろいろ」出品。
2010年~2016年 金沢市主宰の生活工芸プロジェクトディレクターを務める。金沢にて「生活工芸展」「作る力」「繋ぐ力」展、実ショップ「モノトヒト」をディレクション。
2016年 金沢市広坂に「factory zoomer/gallery」をオープン。
2020年 名古屋ミッドランドスクエアにて「Daily Life-reclaimed blue-再生ガラスによるクリスマスツリー」制作、設営。同作品で日本空間デザイン賞、サステナブル賞受賞。
●現在作家を含め5人で制作に携わる。日本全国をはじめ韓国、アメリカなどで個展多数。

お待ちしております

pagetop