85th exhibition factory zoomer standard
2025.06.30 /life - gallery exhibition
2025.07.04 fri.- 08.17 sun.
12:00→18:00

1999年にスタートしたガラス工房factory zoomerにとってstandard seriesと名付けた黒い柄を施した器たちは、まさに心臓部。特にその中でも「nest」は、シンプルな形が全て入れ子になるようにデザインしています。一番最初は、表面に付けた黒いガラスをカットで剥がすという模様作りからスタートしました。剥がすという行為によって柄を作っていくことが面白く「ホリホリ」とネーミング。その後やはり違う技法で剥がす「モウモウ」という柄を作り、柄と形をマトリックス状にして、どんどんアイディアは膨らんでいきました。現在ご注文可能な作品は、450点を超えています。そして最近、この柄×柄に挑戦しています。まだ、展覧会などでしか見れませんがstandard derivation(スタンダードからの派生)という段階です。ぜひ今後の展開もお楽しみに。 店主:辻和美
金沢美術工芸大学商業デザイン科卒業後、カリフォルニア美術大学(CCAC)でガラスを学ぶ。帰国後、金沢卯辰山工芸工房にて専門員を務め、1999年に独立。金沢市内にガラス工房「factory zoomer」を設立。日常の身近なテーマをガラス素材にて表現。器やアートの境界をとくに意識しないモノづくりをづくりをはじめる。2009年金沢市文化活動賞を受賞。2010年から2016年まで金沢市主宰の生活工芸プロジェクトディレクターを務める。金沢にて「生活工芸展」や「作る力」「繋ぐ力」展、ショップ「モノトヒト」をディレクション。2020年名古屋ミッドランドスクエアにて「Daily Life-reclaimed blue-再生ガラスによるクリスマスツリー」制作、設営。同作品で日本空間デザイン賞、サステナブル賞を受賞。2024年金沢市清川町にギャラリー「factory zoomer /life」をオープン。現在、作家を含め6人で制作に携わる。日本全国及びアジア、アメリカなどで個展を行う。
●8/2 (sat.) 3(sun.) 辻和美「わたしの中国茶」出版記念喫茶(御菓子丸 + factory zoomer) ※予約制
ご予約方法など詳細は追ってお知らせいたします。