92nd exhibition mingei okumura
2026.05.29 fri.- 06.28 sun.
12:00→18:00

一昨年、ひょんなことから中国・雲南の茶山に行くことに。自分の人生で雲南を旅することになるとは思いもよらなかったのだが、その時私を勇気付けてくれたのが、「みんげいおくむら」の店主、奥村忍さんの著書「中国手仕事紀行」だ。読み始めると土地の説明、歴史、手仕事、食べ物と、現地の生活の様子が、手に取るように浮かんで、ドキドキをワクワクに変えてくれた。奥村さんは、日本や中国などその土地の生活に密着した民藝品を買い付け、オンラインショップで販売している。特に中国の少数民族の暮らしの中で買い付けたものは貴重だ。なぜなら、日本では、もうそれらの道具を使う生活がとっくに無くなってしまい、中国でも今、近代化の中で手仕事は崖っぷちにあると言われ、ちょっと盲点をつかれた。奥村さんは物を紹介しながら、人間が「暮らし」を捨ててしまわないようにと警鐘を鳴らしているのだろう。 店主:辻和美