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ARTS&SCIENCE 天然顔料染め アイテムのご紹介

2020.06.20 shop blog

今季ARTS&SCIENCEは、2020SSコレクションの表現のひとつである天然染めに焦点をあて、その染色へのこだわりや詳細を各アイテムと共に紹介してきました。一概に天然染めといっても様々な方法や特性があります。今回は、“天然顔料染め”のシリーズをご紹介致します。

天然顔料染めとは、土や泥、貝灰など自然から得られる顔料を用いた染色です。顔料は古くから人々に馴染みのあるものとして扱われ、古代の人々が描いた洞窟の壁画に使われた絵の具が顔料の起源といわれています。染色方法は、顔料といわれる水に溶けない微粉末を布の表面に付着させます。

bamboo charcoal(竹炭染):藍染や泥染のように煤(すす)染反応させて染めるというものではなく、竹を炭にしたものを超微粒子にしその粒子を布に直接付着させるという顔料染めにあたり、濃度は難度の高い技術でコントロールされ、色の特徴は墨染め同様、水墨画のような微妙な陰影をもったグレーですが、墨染めよりもその表情は豊かで美しいムラ感が見られます。

shu(弁柄 朱):縄文時代にはすでに朱が使われていたようで、歴史的な建造物や絵画(絵馬)などにも朱は用いられ、日本では古くから「神の色」とされていました。土からとれる酸化鉄顔料で染められており、顔料の結晶の大きさや形の違いで、色合いの表情に変化が生まれます。時間の経過と共に素材の風合いと顔料染めの色味の柔らかさが合い増し育てる楽しみがあります。

タテ細番手綿単糸、ヨコ細番手ラミー単糸の、繊細な透け感、ハリ感を持たせた綿麻薄地織物。わずかなゆらぎのある無地のピンストライプ生地になります。ラミー特有の上品な光沢と、なんと言っても天然顔料染めならではの色の奥行きをぜひ味わっていただきたい一枚です。ロングなシャツドレスはワンピースとして着用していただいても、羽織ものとしてもお使いいただけます。

ITEME : Bulky box shirt dress
MATERIAL : ramie-55% , cotton-45% (Ramie cotton random stripe(NP))
COLOR : bamboo charcoal / shu
SIZE : 1 (着丈 / 124cm、袖丈 / 30cm 、身幅 / 79cm、肩幅 / 77cm)


厳選したラミー原料、最高品質のエターナルラミーを用いて製造した平織物を、シルケット加工(糸の毛羽立ちを薬剤で焼き切り、まるでシルク生地のようなつやとしなやかさを持たせる加工のこと)せず、独特の洗い加工にてナチュラルな天日風に仕上げながら張り感をなくしています。とても軽やかでソフトな落ち感のある、Bulky sleeve dolman blouseは、身頃部分のみ二重になっており透け感をカバーしてくれます。また、お尻を程よく隠してくれる着丈は、ロングスカートや、細身のパンツ、太めのパンツスタイルともコーディネートしていただけます。shuは、日本人の肌色と相性が良く、お顔をふわ〜っと明るく優しくしてくれるオススメの一枚です。

ITEME : Bulky sleeve dolman blouse
MATERIAL : ramie-100% (Fine ramie plain(NP))
COLOR : shu
SIZE : 1 (着丈 / 62cm、袖丈 / 61cm(首から袖まで)25cm(脇から袖まで)、身幅 / 72cm)


2020SSのアイテムが全て揃いましたので、ぜひお出かけください。
店頭にいらっしゃる事が難しいお客様は、お気軽にお問い合わせ下さい。詳細をご説明させて頂き通信販売にも対応させて頂いております。
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