引き続き、ARTS&SCIENCEのアイテムのご紹介を致します。
以前、21SSコレクションのテーマであるボタニカルダイについてご紹介させていただきましたが、これからご紹介するアイテムは、ボタニカルダイを施したアイテムになります。
○Cherry Blossom pink/和色名:薄桜 (うすざくら)
北半球の温帯に広範囲にわたり自生する落葉広葉樹で、春に花を咲かせる桜。桜は、日本では歴史的に馴染みの深い植物で、桜にまつわる催し、文化や文献も多く存在します。花の色は白色、淡い紅色から濃い紅色まで品種により様々です。A&Sの染色には、花弁と枝先から抽出した染色原料を用いて淡いピンク色に仕上げております。
A&Sの定番生地、OTAKE special linen は、涙が出るほどスペシャルな生地で、正直国宝級と言っても過言ではなく、超細番手の限界高密度リネン織物生地です。この規格を織れる職人は世界にただ一人、大竹氏(2016年に他界)。今は亡き大竹氏の規格の後継規格として、1年がかりでやっと完成させた規格がHicount super fine linen2になります。このスペシャルな超高密度のリネン糸で織られた生地と淡いピンクの色合いはとてもマッチしているStandard york shirtは、お尻がすっぽりと隠れるくらいの丈の長さですが、とても軽やかで、重さを感じさせません。この淡いピンク色、この繊細な素材感に思わず腕を通したくなる一枚です。
○Safflower Pink/和色名:中紅花 (なかくれない)
染料となるベニバナの原産地はエチオピアといわれ、エジプト、地中海を経て世界中に広まりました。日本へは中国から渡来したとされており、染料、食用油、生薬、化粧品など、原料の用途は多岐にわたります。和色名である中紅花は、明るく薄い紅色を指し、平安時代の式目「延喜式」にも記された由緒ある伝統色です。
○Jsilverleaf Green/和色名:灰緑色 (かいりょくしょく)
染料のツワブキは海岸近くに分布する日本原産の常緑多年草で、初冬に黄色い花を咲かせる植物です。園芸用や生薬として用いられ、古来より人々の暮らしに寄り添ってきました。
A&Sの定番生地。インド産最高級超長綿のスピンゴールドの単糸をタテヨコに用いて、限界高密度に織り上げた、シンプルながらも素晴らしい究極のシャツ生地です。滑らかで手紡ぎ感のある糸、手織り感ある表情など、ひとつの工場だけなく、得意分野を持つ様々な工場で仕上げられています。これ以上のものは出来ないと言っても過言ではない、究極なシャツ生地で作られたButton front no sleeve gatherとStandard easy wide pantsです。明るく鮮やかな発色のブラウスやパンツは、気分をあげてくれるアイテムになりそうです。
ブログやインラタグラムなどでご紹介したお品物は、詳細説明をさせていただきまして通信販売もいたしておりますので、こちらまでお問い合わせくださいinfo@factory-zoomer.com TEL:076-244-2892 <y>