reclaimed blue project / 再生する青 2019 Winter
kazumi tsuji + / 辻和美
- 会 期:
- 2019年12月7日(土)– 22日 (日) / 12:00 – 20:00 火曜定休
作家在廊日 12/7
- 【特別内覧会開催のお知らせ】
2019年12月7日(土)10-12時
※ご招待状をご持参ください。
※12時より一般入場となります。
[reclaimed blue project / 再生する青]と名付けた辻和美の試みがはじまったのは、かれこれ8年以上前。「工房にたまった廃棄用の黒いガラスを中心にごちゃ混ぜに溶かすと、絵の具のようにグレーのガラスになるかと思いきや、藍色とよんでもいいような深い青が生まれました。特別な調合をしたわけでもなく、ガラスの持っている性質に逆らうことのない溶かし直しで、オマケのようにできた美しい青。直感的に、自由で、少し特別なモノ、もともとはゴミだったものから、その真逆で価値を感じられるもので少しアイロニーを感じさせたいと最初に思った。」と辻和美。
そもそも彼女がこのプロジェクトを始めたのは、自分の作ったガラスのコップがフリーマーケットで並んでいるのをみてとてもショックを受けたことかきっかけだという。大切なものだからゴミではなくリサイクルしたいという持ち主、でもクリエイティブに生み出している作り手当人からしたら、頭では理解してもそういう感情が生まれるのかもしれない。大胆でおおらかな人柄の中に秘めたこの繊細さをわたしはとても辻和美らしいと思う。だからなのだな、と至極納得してしまった。
割れてしまったもの、失敗してしまったもの、いらなくなってしまったもの、自らの心の中の小さなキズやグルグルも巻き取って受け入れてしまったあとに生まれる辻和美のシンプルなフォルム、そして美しい青は、本当に何かを再生する力の色なのかもしれない。
今回、辻が取り組むのは、遠い古のカタチ。「今回は、日本人ならだれしも憧れを持つ李朝白磁、さらには、その元になった中国の唐、宋時代の陶磁器を自分自身のフィルターを通して作るとどうなるかに興味がでてきた。もう一度、再生された原料で、形をも再生していくことに挑戦していきたい。」
そうして生まれてきた、過去の器物のカタチもどこか辻和美のフォルムに生まれ変わり、シンプルで心地の良い風のよう。キズなくして人は進化しないのだとの境地すら感じる。さて、我々も心のセンサーを働かせて並べてみたり、重ねてみたり、新しい青の世界に出会えるワクワクをこのプロジェクトで体現したいものだ。
Gallery NAO MASAKI 正木なお
Kazumi Tsuji + factory zoomer -“Rainbowder”
- 会 期:
- 2019年10月26日(土)– 11月4日 (月・祝) / 13:00 – 20:00
ARTS&SCIENCEでは3回目となる、ガラス作家・辻和美の展覧会を、2019年10月26日(土)から11月4日(月・祝)の期間中、AT THE CORNERで開催します。色彩豊かなガラス作品をはじめ、様々な角度からテーマである「Rainbowder(虹と境界)」を表現する本展。AT THE CORNERとしては最後の展覧会となります。
初日の26日(土)は、作家本人も在廊を予定しています。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
『私がレインボーパレードを見たのは5年ほど前のNYだった。沢山のジェンダレスを願う人たちが町を練り歩いていました。その中には、女性蔑視、身障者、移民なども多く混ざり合っていて、そこではじめてレインボーには、ジェンダーだけではなく多くの差別を感じさせない社会を作ろうという多くの人の思いが込められていることを知りました。私自身もcolorというテーマの作品を作り始め15年ほどになります。色を使って差別という大きな問題にガラスコップという毎日の暮らし側から、じんわりと入り込んでいきたいと願っているわけです。そして、さらに、今回は一歩進んで、レインボーに迫っていきたいと思っているのだけど、やはり、カワイイ!も大事です。 — 辻和美』
辻和美 中国首次玻璃展
10cm「無地」
- 六九クラフトストリート vol.7
- 会 期:
- 2019年5月24日(金)→ 26日(日)
11:00〜18:00(26日のみ 〜17:00)
- 会 場:
- 六九クラフトストリート
長野県松本市大手2丁目 六九通り
企画問い合わせ:10cm
0263-88-6210(11:00〜18:00 月〜木曜定休)
info-69@69-matsumoto.jp
- 参加作家:
- 金森正起 金属
辻 和美 ガラス
冨沢恭子 布
三谷龍二 木
山本亮平 陶
控えめな「無地」は
その上に模様や装飾が加わると
素材が持つ力はたちまち影に隠れ
自らの魅力を閉じてしまうように思います。
模様や装飾のない「無地」の作品を通して
内に秘めた素材の力強さ
際立つフォルムの美しさをご覧ください。
辻和美 硝子展
- 会 期:
- 2019年5月10日(金)~5月14日(火)
11:00~19:00 (最終日は17:00まで)
- 会 場:
- 桃居
〒106-0031 東京都港区西麻布2-25-13
03-3797-4494
モノを作るヒントは全て、自分の経験の中にしかない。
どんなことが、そのきっかけになるかわからないので、何歳になっても、
いろんなことに柔軟に挑戦して多くの人の意見を聞ける心の窓は大きくあけていたい。
辻 和美
辻 和美+factory zoomer 「urizom」
- 会 期:
- 2019/3/2 sat~17 sun (会期中火曜定休)
12:30~18:00
- 会 場:
- Shoka
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791
info@shoka-wind.com
表現の根本には、振動がある。胸奥で震える振動はある日高まる姿を現す。
詩になったり、歌やメロディ、彫刻や絵画。辻和美さんの胸の奥で高まった振動は、現代アートを経てガラスの器となった。いや、現代アートが日常使いのガラスという形の中に収まっているのだ。現代アートは視点を投げかけるものだと私は思う。
喜びや、愉しみをルーティーンの日常の中に見出すには、意識して本質に向き合うゆとりが必要だ。それとユーモア。それを忘れなければ人生は楽しくしあわせで、かつ有意義だ。
そんな視点を辻和美さんの作品から感じる。表現の仕方はポジティブで、ワクワク感と美が姿勢のよい形の中に収まっている。このバランス感覚は唯一無比だと感じる。形を持たない振動が、こんなにきっちりとした背筋の伸びた形の中に収まっているのだから、相反する互いの魅力が際立つのだ。そう、だから辻さんの作品を見ていると、ソーダのようなワクワク感が泡立ち、キレイ、楽しいという感覚が震えるようにやってきて、生活に迎え入れたくてしょうがなくなるのだろう。
私も含めてコレクター気質のある方はご注意を。処方箋を準備してお待ちしております。
Shoka: 田原あゆみ
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□ランチ会「urizom on the table」
日 時:3月1日 (金)
シェフ:名前のない料理店主催 小島圭史
うつわ:辻和美
料 金:6,000円
定 員:第一回 10名 11:00スタート(開場:10:30)
第二回 10名 13:00スタート(開場:12:30)
ご予約:shoka webサイトをご覧下さい
□トークイベント「365DAYS」
日 時:3月2日(土)
開 場:17:00
開 演:17:30
場 所:Shoka
参加費:無料
ご予約:shoka webサイトをご覧下さい。
定員に達し次第受付を終了とさせていただきます。
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“佇まい”の本 展
- 会 期:
- 2月19日(火)-24日(日)13-19時
- 会 場:
- 森岡書店
東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル
03-3535-5020
- 参加作家:
- 安藤明子(衣服)、安藤雅信(陶芸)、岩田圭介(陶芸)、
岩田美智子(オブジェ)、辻和美(ガラス)、三谷龍二(木工)
ものには場の空気を変える力がある。日本では、もののまわりに立つ気配を「佇まい」と呼んできました。6人の工芸作家が、その気配を表現した展示会が2015年よりパリを皮切りに、ニューヨーク、ミラノ、サンフランシスコで開催されてきました。このたび、森岡書店では、「佇まい」の観念や作品をまとめた小冊子(¥1000)の出版を記念して、小冊子とともに6人の作家の作品を展示・販売させていただきます。
森岡書店
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□トークイベント
日時:2月19日(火)18:45開場、19:00開始
会場:森岡書店特設会場
登壇者:安藤雅信(陶作家)、岡本仁(編集者)、辻和美(ガラス作家)、三谷龍二(木工デザイナー)、森岡督行(聞き手/森岡書店)
会費:3800円(冊子つき)
予約:参加希望の方は、森岡書店まで電話(03-3535-5020)にてお名前とご連絡先、人数をご教示ください。
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生活工芸の作家たち:ふぞろい
- 会 期:
- 1月31・2月1・2・3日(木金土日)
2月7・8・9・10日(木金土日)
13-19時
*1月31日−2月2日は展示のみ(販売なし)
*2月3日は青花会員と御同伴者のみ
- 会 場:
- 工芸青花
東京都新宿区横寺町31-13 一水寮101(神楽坂)
- 出 品:
- 安藤雅信(陶)、辻和美(ガラス)、三谷龍二(木工)
2018年1月につづき、2019年も「生活工芸」展をおこないます。前回のテーマは「ふつう」でした。今回は「ふぞろい」。前回の辻和美さんの出品作 「duralex picardie reproduction」(上)をみて考えたことでした。大量生産の工業製品を手工芸で写すこと。つまり普遍(ふつう)でありつつ特殊(ふぞろい)でも あること。それが「生活工芸」の作家たちが今世紀初頭におこなったことでした。それは、その自覚的な不合理性において、手工芸の「歴史の終り」をつげるも のではなかったかと、このごろ思うようになりました。
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□講座
工芸と私28
安藤雅信「生活工芸」と私
日時:1月31日(木)19:30-21:30
会場:一水寮悠庵
東京都新宿区横寺町31-13(神楽坂)
定員:25名
会費:3500円
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