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たまちゃんのベリーベリーサワー

2022.05.22 shop blog

アクティブに過ごしたくなるような、気持ちの良い季節がやってきました。
ショップには、毎年恒例のたまちゃんこと たくまたまえさんの「ベリーベリーサワー」が届きました。

いちご、ブルーベリー、ブラックベリー、カシス、フランボワーズ、クランベリーの6種の実がごろりと入ったサワーシロップ。
甘酸っぱい香りと、赤い色がとても可愛らしく、実もそのまま食べることができます。キリッとしたサワーの酸味は、後味スッキリ。ソーダ水で割ったり、アイスクリームにかけたり、ベリーベリーサワーで、夏を乗り切りましょう!
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ジンジャーシロップ、粒ラー油のご紹介

2022.05.22 shop blog

タビラコさんから、薬膳ジンジャーシロップと粒ラー油が届きました!

少しずつ汗ばむ陽気が増えてくる今の季節から梅雨時期にかけては、寒暖差で体調を崩しがちではありませんか?そんな時は身体の冷えも気になるもの。
タビラコさんのジンジャーシロップは、国際中医薬膳師である、タビラコの高橋さんが、血と気を増やして巡らせる効能がある食材、生姜、黒糖、蜂蜜をベースに、他にも様々な生薬を組み合わせて、お腹から体を温められるように作られたものです。
ただ甘いだけではない、体に優しいオリジナルのジンジャーシロップと、そのシロップを作る際に絞った生姜や棗、枸杞子を使った粒ラー油です。

ジンジャーシロップは、暑い日にはシンプルにソーダで割ってジンジャーエールに、寒い日には、お湯とミルクで割ってミルクジンジャーにしても美味しそうです。

粒ラー油は、卵かけご飯にちょっと足したり、素麺やうどんに、薬味と一緒にのせてもアクセントになります。辛さも控えめなので何にでも合いますよ。
夏の食欲が落ちた時にも、ぜひおためしいただきたいです。

幅広くアレンジができるので、ぜひ普段の食卓にプラスしてお楽しみください。
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2022年中国茶稽古開講

2022.04.12 shop blog

2017年に神戸より茶人の渡邊乃月さんをお迎えして始まった月乃音中国茶稽古も丸5年が経ち、6年目を迎えました。新型コロナウィルスと共存する生活も早2年が過ぎ、個々が気持ち良く過ごせるひとつの方法として、ファクトリーズーマでは、中国茶のお稽古の時間を提案させていただいております。今年も渡邊乃月先生のご指導の元、3月からお稽古がスタートいたしました。お稽古では、非日常の時空間ですが、その時に感じた何かを、日常に持ち帰り、それぞれが毎日の生活に役立てているように思います。

今回のお稽古は、中国大陸の安徽省(あんきしょう)茶学でした。
安徽省では、緑茶、黄茶、プーアル茶、紅茶など幾つかのお茶の種類を製茶しておりますが、その中から、茶文化の歴史上もっとも早く製茶されたと記録されている緑茶の学びを深め、そして、世界三大銘茶と言われている祁門紅茶との飲み比べをしました。緑茶は、現在もなお中国でもっとも生産量と消費量の多いお茶です。古代人が野生の茶樹から茶を摘み取り、酸化酵素を止めて仕上げてゆく。長い歴史の中で、その加工方法や技術が蓄えられて、完成しました。

明代初期 ある僧侶が安徽省黄山市休寧県の松蘿山でひとつの緑茶を完成させました。熱した大窯の中で「炒る」という殺青方法です。これまでの「蒸青緑茶」よりも香が高く、手順も簡素で、急速にこの画期的な製法の緑茶が広がり、のちに山の名前から製法を「松蘿法」と呼び、「松蘿茶」が誕生しました。

緑茶には、4つの加工法、緑茶四大加工法があります。長い歴史の中で、①が最も古い加工方法、②、③、④と変化をしてきました。
①蒸青法(蒸気で蒸し上げる)②炒青法(釜の中で軽く炒りつける)③こう青法(じわりとあぶり竹の中でいぶす)④晒青法(日光・太陽光で発酵をとめている)
今回は、②炒青法で加工された休寧松蘿茶(きゅうねいしょうらちゃ)をいただきました。
一煎目は、明るくて透き通った黄緑色。淡い水色ですが、緑茶の爽やかな青みとほのかな渋みが広がります。緑茶は、茶葉のゆらゆらと沈む様が見えるガラスの急須や茶器でいただくのが醍醐味です。二煎目、三煎目と飲みすすめていくと、渋みの中に、だんだんまったりとしたうまみ甘み、釜炒りの香ばしさが口の中に広がり、後味の余韻が残ります。中国茶は蒸らし時間を20~30秒ほどで切り上げることで、何煎も何煎も飲み進めることができ、味や香の変化を聞きながら楽しみます。
そして、休寧松蘿茶をいただいた後は、中国安徽省祁門県で作られる紅茶「祁門紅茶(キームン)」を大きなミモザのリースを茶盤に見立てた茶席で楽しみました。花の蜜の香り、果物の甘みのする祁門紅茶の螺珠茶は、ミモザにとてもよく合い、鮮やかな黄色は春の訪れを伝えてくれているようでした。

今回のお稽古では、広坂の/galleryで現在開催中の「中本純也展」に先駆けて、中本純也さんの作品を使ったお稽古を開催致しました。実際に使ってみることで、直に唇に触れる感触、手に取った時のずっしりとした感覚、厚み。薄さから指に伝わる温度、それぞれの器にしっくりとくる瞬間があります。自然豊かな場所で制作されているのがわかる大らかな佇まいと、実際に使うことで伝わってくる自然の繊細さが中本さんの器の魅力です。ぜひみなさんにもその感覚を味わっていただきたいと思っています。

中本純也/フタモノ、茶杯
中本純也/ギザギザ小皿
中本純也/ゆのみ
中本純也/ポット



会期中、みなさんに中本さんの器を実際に使っていただくカフェメニューをご用意しております。犀川沿いの/shopにて、月乃音 寿眉白茶+天一製菓 桃包子(黒胡麻餡)をお召し上がりいただける白一式メニューです。

◯寿眉白茶:中国福建省福鼎県2015年もの。白茶特有の爽やかな草香に加えて蔵7年の経過により紅茶のような優しい甘味が広がる茶。
◯桃包子 :黒胡麻の餡饅。古来より長寿や幸福、平安を願う象徴のかたち


「白一式」
中本純也/ポット、取り皿、茶杯

◯次回の中国茶稽古は、6月25日(土)・26(日)になります。25(土)16時の回は1席余裕がございますので、ご参加してみられませんか。新しい中国茶の世界が待っておりますよ。お問い合わせ:/shop 076-244-2892 info@factory-zoomer.com<y>

color展スペシャルメニュー

2022.03.8 event news

現在、21世紀美術館横のfactory zoomer /galleryにて、factory zoomerのcolor展を開催しております。54の透明色のカラフルなグラスたちが、/galleryの店内を彩っています。color展期間中、犀川沿いの/shopカフェでは、color展に合わせてカラーのグラスを使用したスペシャルカフェメニューをお召し上がりいただけます。

終了いたしました。
沢山の方がお召し上がりいただきましてありがとうございました。


mietteマカロン+teteria紅茶 
マカロン2個セット(¥1320税込)/1個セット(¥990税込)
茶色:めんちょこ小/ピンク:むんちょこ/黄色:シャーレ

color スペシャルメニューのご紹介です。
マカロンは、ショートブレッドやスコーンでお馴染みの高知のmietteさんに作っていただきました。今回color展に合わせて、上下のマカロンコック(皮のこと)の色が違い、それぞれに味も違います。
クリームのお味は、カシス、チョコ、ピスタチオ、キャラメル、チョコガナッシュ(レモン風味)の5種類。
マカロンコックのお味は、黄色/レモン味、紫色/カシス味、桃色/フランボワーズ味、ベージュ/コーヒー味、ココア/チョコ味、黄緑/ピスタチオ味、水色/プレーン の8種類。マカロンコックの味もしっかりしますので、クリームの味が同じでも、マカロンコックの味が違えば、また違うハーモニーとなり、どのマカロンがくるかはお楽しみです。

そして、今回は、マカロンに合わせて、teteriaさんの紅茶のセットになります。紅茶は、ズーマの為にブレンドしてくださっている「BASIC 2」。ダージリンベースの香味豊かな茶葉です。ジューシーな甘さのマカロンとBASIC2の紅茶の相性は◎です!
お持ち帰りのマカロン、teteria BASIC 2 の茶葉も、販売いたしております。color展は3月21日(月)までとなりますので、この機会にぜひ両店舗に足をお運びください。<y>

TETERIA BASIC 2


eleven 2ndのカーディガン

2022.02.23 shop blog

犀川の/shopの窓から見える風景は、あたり一面真っ白な雪景色。
春はまだお預けと言わんばかりに、空気も冷たく、いつの間にか肩をすくめています。そんな中eleven 2ndより、春が来たよとペールピンクのカシミアのカーディガンが届きました。

cardigan with Pocket
サイズM/ Peal Pink

薄手のカシミアのカーディガンは、長い期間着用していただける優れもの。特にまだまだ寒い日が多い中、それでも春を待ち焦がれるこの時期には、カシミアは強い味方です。ボトムに合わせるアイテムによって、ボタンを全部留めたり、開けていただいたりとバランスがとりやすく、コーディネートしやすいです。ポケットがついているのも、ちょっと嬉しいですよね。


Rib Socks
Linen-84%,Silk-10%,Nylon-6%
Lt.grey ,White , Navy

リネンシルクのRib Socksにライトグレーの新色が登場しました。さらりとした麻と細いシルクを数本合わせて、程よいリブ感で編み上がっております。くしゅっと少しルーズ感が出て、でもズレ落ちない、絶妙な具合なのです。とても気持ち良く、昨年はwhite,Navyを交互に履いており、ヘビーユーズしていました。スニーカーに、そして、暖かくなったらサンダルに合わせて楽しんでください。

ブログやインラタグラムなどでご紹介したお品物は、詳細説明をさせていただきまして通信販売もいたしておりますので、こちらまでお問い合わせください。info@factory-zoomer.com TEL:076-244-2892(/shop定休日:火・水)<y>


A&S 2022 SScollectionのご紹介

2022.02.19 shop blog

ARTS&SCIENCEのSpring collectionがスタートして、
順次店頭に並び始めておりますので紹介させていただきます。

Railroader Jacket
Special cotton heavy satin
cotton-100%
Color:Grey beige , Off white / サイズ1

新しいスビンゴールド(綿の名称)原料シリーズとしてつくった、綾目の朱子織物。糸の原料、素材にもよりますが、通常、朱子織で織られたサテン生地は、経糸と緯糸が交差している点を少なくした分だけ光沢が増すので、華やかで高級感もある、主にフォーマルウェアやパーティー用のドレスなどの裏地に使われる事が多いのですが、A&SのRailroder Jacketは、スビンゴールドの太番手を朱子織にすることで、地厚な作業着風のワークジャケットに仕立てており、カジュアルな中に、上品さを持つA&Sならではのジャケットに仕上がっております。メンズライクな雰囲気に、ロングスカートやワンピースとコーディネートしていただいたり、ワイドパンツでかっこよく、またはルーズにコーディネートしていただいても、どことなく上品な雰囲気にしてくれます。ゆったりと着用していただけるサイズ感に仕上がっておりますので、寒さが残る今の時期には、中に厚手のセーターを着用することもでき、長い期間お楽しみいただける一枚になりそうです。


Lartigue shirt OOP
Special cotton 60 square
cotton-100%
Color: Off white / サイズ1

インド産最高級超長綿のスビンゴールドの単糸をタテヨコに用いて、スクエア規格(タテヨコ同本数)で織り上げたA&Sの定番生地です。滑らかで手紡ぎ感のある糸、手織り感のある表情、風合い、しなやかで軽い生地になっています。また、ローン規格より透け感を感じることなく着用していただくことができます。前開きのシャツですので、まだ寒さの残る時期には、中に薄手のウール素材を着用していただいたり、上からカーディガンやセーターを着用してももたつかず、また裾から見えるシャツが春の軽やかさを演出してくれます。

ブログやインラタグラムなどでご紹介したお品物は、詳細説明をさせていただきまして通信販売もいたしておりますので、こちらまでお問い合わせください。info@factory-zoomer.com TEL:076-244-2892(/shop定休日:火・水)<y>

ARTS&SCIENCE 2022 SScollection

2022.02.8 shop blog

2月4日、立春。
ARTS&SCIENCEのSpring collectionがスタートして、順次店頭に並び始めております。

Railroder jacket

コレクション初めは、春の訪れを感じさせるoff white、Grey beigeに気持ちを奪われます。少しづつ暖かなものに、軽やかな色や素材のアイテムを織り交ぜながら春を心待ちにするのも良いものです。ぜひ、春を感じにいらしてください。

ブログやインラタグラムなどでご紹介したお品物は、詳細説明をさせていただきまして通信販売もいたしておりますので、こちらまでお問い合わせください。info@factory-zoomer.com TEL:076-244-2892(/shop定休日:火・水)<y>

バレンタイン限定メニュー

2022.02.5 event news

サブレアマンド
ココア/プレーン

2月に入り、あのイベントが近づいてきました。デパートでは、特設会場で毎年賑わいを見せていますね。
/shopカフェでは、バレンタイン企画としまして、細井奈緒子さんのサブレアマンドに、M’sキッチン北川道子さんのきんかんジャムを挟んだジャムサンドと、苦味とコクのあるオオヤコーヒ豆で作るカフェオレのセットをお召し上がりいただけます。
サブレアマンドはプレーンとココアの2種類。
プレーンにはマーマレードジャム(皮付き)を、ココアにはペーストジャムをサンドしております。今ならお好みでお選びいただけますよ。プレーンサブレは、しっとりして、サクッホロッとした食感。ココアのサブレは細かなチョコチップが入っておりますので、ココアの苦味と、チョコチップのザクザクっとした食感がたまりません。

カフェでは、追加サンドもオーダー可能。プレーンとココアどっちも食べてみたい!方には、絶対におすすめ致します。また、サブレは1枚からお持ち帰りもできますので、おうちで楽しんでいただくこともできます。

毎年楽しみにしているM’sキッチン北川道子さんのきんかん甘露煮、きんかんジャム(マーマレードとペースト)。
太陽をいっぱい浴びた露地のきんかんで作った甘露煮やジャムです。
氷砂糖、アルカリイオン水、レモン水だけを使用し、添加物は入っておりません。自然な甘みのM’sキッチンのきんかん甘露煮とジャムは、ヨーグルトや、お湯割、ソーダ割りなどと相性がよく、滑らかな舌触りのペーストと、皮も混ぜ込んだマーマレードは食感もあり、合わせるものによって使い分けてもよいですね。

たっぷりのカフェオレを飲んでいただく器は、中本純也さんのマグ。
中本純也さんは、白磁の作品を薪窯で制作しています。白磁の繊細な色調と、薪窯の織りなす自然の美しさ。窯の中の温度の違いで焼成の色の変化を楽しむことができます。ぽってりとした厚みがあって、とてもおおらかな雰囲気があり、作品から大自然の風景が目に浮かぶような温かみのある器です。
現在、ショップ店頭や、/online shopでもご紹介しておりますが、3月25日(金)から広坂の/galleryにて、「中本純也展」の開催を予定しております。3年半振りの中本さんの展覧会、とても楽しみですね。

バレンタイン企画の限定メニューは、2月14日(月)までになります。店内暖かくしてお待ちしております。<y>

ARTS&SCIENCEのジャケットとブラウスのご紹介

2022.01.20 shop blog

雪が降ると空気が冷たく、やはり厳しい寒さを感じます。
そんな日でもお出かけする時には、やっぱりおしゃれしたくなります。
気分が上がって、そしてとっても暖かいARTS&SCIENCEの
スペシャルアイテムのご紹介です。

No collar boxy Jacket 2
Cashmere knot tweed
cashmere-92%,wool-8%
Color:black/サイズ1


New balloon blouse
Cashmere knot tweed
cashmere-92%,wool-8%
Color:black/サイズ1

カシミア100%紡毛意匠糸(意匠糸とは、素材や太さ、色などの異なる糸を2~3本撚り合わせたり、特殊な機械操作によって部分的に太い部分をつくったり、ネップを撚り込んだり、色合い、撚り数などの故意に不均一にしたりして、変化に富んだ装飾的な外観をもたせた糸のことをいう)と、国内の特殊紡毛紡績でしか出来ない、極太番手のコブラネップ紡毛糸を組み合わせた手織風ツイード。日本の職人の技が結集して作られた、最高傑作のカシミヤノットツイードです。
No collar boxy Jacket 2 は、ボタンなどがなく、ワンピースの上や、肉厚なセーターの上から羽織ったりと、気軽に着用していただけます。裏地がついておりますので、滑りもよく、保温性もあります。また、日常的に車に乗られる方に、特におすすめです。
同素材のNew balloon blouseは、お尻が半分ほど隠れる程よい丈感で、パンツ、スカートどちらにもコーディネートしやすいアイテムです。暖かさを兼ね備えた究極なお出かけ着。肉厚なジャケットやブラウスとは思えないほどのしなやかさと軽さ。腕を通していただくとその良さを実感していただけるアイテムです。

ブログやインラタグラムなどでご紹介したお品物は、詳細説明をさせていただきまして通信販売もいたしておりますので、こちらまでお問い合わせくださいinfo@factory-zoomer.com TEL:076-244-2892(/shop定休日:火・水)<y>



2022年 月乃音 中国茶稽古のお知らせ

2021.12.18 shop blog

2017年4月に月乃音 中国茶稽古が開講されて早いもので5年が経ち、6年目を迎えます。今年は、3月の井山三希子展での茶会からスタートして、5回のお稽古を開催することができました。今年のテーマのひとつとして、中国大陸の「福建省」のお茶を、歴史的背景、産地から産地への流れや、特徴を絡めて学びを深めました。
思い起こせば、お稽古が始まった当初は、中国茶稽古 というもの全てが、新しく出会うことばかりで、何もかもが新鮮でした。新しい出会いが、少しづつ知識となり、体験が経験となり、段々と回を重ねるごとに、今、すこーし点が点線くらいになってきたのでしょうか。
スタートした当初からご参加いただいている生徒さまも、12月のお稽古からご参加された生徒さまも、同じ空間で学ぶことで、また新たな気づきもあり、今年一年を振り返っています。来年もお稽古、開催致します!

それでは、2022年のお稽古日程のご案内です。



先日は、今年最後のお稽古がありましたので、その様子を少しご紹介させていただきます。
12月のお稽古のテーマは、福建省の茶産地 安渓(アンシー)の鉄観音の学びを深めました。「中国名茶之故郷」として、福建省の二大生産地は、安渓の鉄観音が南路を誇る茶産地として挙げられ、そして、北路の茶産地が武夷山の岩茶と言われています。また、安渓鉄観音は、武夷岩茶を起源としており、「炭焙」を施すことが古来の製茶の特徴であった「濃香型」が確立して、その後「清茶」さらに「密茶」そして、「陳香」へと時代と共に変容を遂げてきました。
今回のお稽古では、その古来の製茶、焙煎した香ばしい香の「濃香(ノンシャン)」と、緑茶に近い、爽やかな香の「清茶(チンシャン)」の飲み比べをしました。



また、今回のお稽古では、先月まで/galleryで開催しておりました岩田圭介さんの器を使って、お稽古を致しました。中国茶のお道具、茶器は、同じ用途でもいくつかの種類があります。それぞれの茶葉の特徴により、使う(選ぶ)茶器も変わります。お稽古を通して、その茶葉の特徴から、茶器を選ぶ、茶を最大限に美味しくいただくことも学びのひとつです。そして、先生がしつらえてくださる空間がお稽古の楽しみ、醍醐味でもあります。
今回のお稽古は、岩田さんのコロコロとした花入や、ころんとした丸みのある急須、それぞれの茶器のフォルムと、集まった時にみえてくる形、そして、茶器(モノ)と茶器(モノ)の 間(ま) が絶妙で、とても心地よく、コンポジション(構成)という言葉が浮かんできました。また、生徒さんが座っている場所によって、見え方、コンポジションも変わり、それがまたとても楽しく、深く、新たな感覚を味わえたひとときでした。


お稽古は、ご参加された方が、それぞれのタイミングで、心に響く何かに出逢い、ひとつ学びが深まります。もちろん忘れていくこともありますが、身体や心で実際に感じた感覚は、覚えているものです。その感覚を繋ぎ合わせて、点だった知識が点線に、そして、1本の線に、そして枝分かれしていくことが、これからの楽しみです。
ぜひファクトリーズーマの中国茶稽古にご参加されませんか。心よりお待ちしております<y>

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