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使いかたは十人十色

2020.12.18 gallery blog

数日前からの降雪で、ギャラリーから見える金沢城の石垣にも雪がうっすら積もり、12月らしい静かな冬の景色が広がっている金沢です。

佃眞吾展、前期の最後にご紹介するのは、重小箱やMokki。
前回は、お盆など“乗せる”作品をご紹介致しましたが、今回は“入れる”作品のご紹介です。

つい、テーブルの上などに散乱してしまいがちな、細々したモノたち。
片付けようと思っても、また知らぬ間に同じ状況になっている。。なんていう事態になってしまうという方も多いのではないでしょうか。
よく使うものほど「またすぐに使うし」と、すぐに手が届く所に置いておきたいし、あんまり奥にしまいたくないな。と思ってしまいますよね。
でも、それでは乱雑な卓上は一向に片付きません。
整理整頓の上手な方は、入れる場所(箱)を確保するのだそうですが、そんな時に活躍してくれるのがMokkiです。
お運び盆や、食器としても使えるMokkiの一番得意なのは、見せながらにして収納できるカゴとしての使い方ではないかと思います。
1つの木のかたまりから刳(く)りだして作られているMokkiは、丈夫で安心感があります。
現在、/galleyでご紹介しているMokkiは、種類は限られてまいりましたが、いずれも側面に彫模様が入っており、カジュアルで軽やかな印象の作品なので、普段の食卓や洗面所、机の上など日常に溶け込み飽きがきません。
大きさや形により、色々と工夫しながら楽しく使えるMokkiは、形違いでいくつも揃えたくなりますよね。
仕上げにオイルなどを施していない、栗の素材そのままの仕上げなので、日々使いながら、次第に色が濃くなっていく変化も楽しみのひとつです。



Mokki が日常づかいの収納上手だとしたら、重小箱の作品は、もう少し特別なものを大事にしまっておくのにピッタリです。
目の錯覚で浮き上がっているように見える木目が珍しい栃の木材が特別な気持ちを盛り上げてくれます。
木の皮に近い部位はこのような模様ができている事が多いのだそうで、2つとして同じものの無い美しい佇まいです。
指輪や、ピアスなどのジュエリーや、帯留め、ブローチなど、小さな装飾品を大事にしまってお使いいただいたり、 ティータイムのお茶うけセットをセッティングするのも楽しそうです。例えば、浅い段に小さなフォーク、紙ナプキンなど、その下の段には段の深さに合わせて、焼き菓子やマカロンなどのお茶菓子を準備して、来客時にちょっと特別なお茶時間など。。
シンプルな形なので、使い方は工夫次第でいろいろと広がります。

木地の作品の展示がご覧いただけるのは、12月24日(木)までとなります。是非この機会にご来店下さい。
12月24日は、営業時間が16時までとなりますので、ご来店の際にはご注意下さい。


佃眞吾展
2020.12.04 fri. – 2021.01.11 mon.
※12月28日(月)から2021年1月2日(土)までは定休日+冬期休業のためお休みさせていただきます。
詳しくはカレンダーをご覧下さい→

前期:12月4日(金)- 12月24日(木)   
※24日は展示替えのため16時までの営業となります。
後期:12月25日(金)- 1月11日(月・祝)

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