factoryzoomer

/gallery

生活のハレに注目したギャラリーです。毎月、国内外のヒトやモノを紹介する展覧会を開催しています。また、奥のスペースでは、スタンダードシリーズのサンプルをご覧いただけます。

72nd exhibition anspinnen

2022.10.5 gallery exhibition

2022.10.21 fri.- 11.20 sun.
12:00→18:00

music:
Don Peris / The old century
Gareth Dickson / Harmonics



photo by suzuki shizuka



ANSPINNEN=紡ぐ・繋ぐ2022


今年もそろそろ、セーターのお世話になる季節がやってきた。カシミアに少しシルクが入っている薄手のものから始まり、朝晩冷え始めたら、カシミア100%の厚めのものになり、さらに、重ねていったりと、春夏はTシャツばかり着ているように、秋冬はセーターばっかり。一度カシミアのセーターを着始めると、もうなかなか元には戻れない、と思っていたのだが、最近また薄手のウールのシャキッとした感じにも惹かれている。本当に何枚買えば気がすむんだろう…。(とほほ)
factory zoomerではお馴染みのANSPINNEN(スピネン)は、原料の輸入から紡績、撚糸という糸作りから始まり、セーターやストールなどのデザイン、製作、そして販売までと、自分たちの工場を中心に生産を行うファクトリーブランドである。安心の担保はもちろんのこと、価格も頑張って抑えてくれている。セーター好きには心強い味方である。今年も選りすぐりの素材でフワッフワッのセーターを沢山持ってきてくれます。また、フレグランスキャンドルのLOと新たにジュエリーブランドMAISON RUBUS.も応援に駆けつけてくれています。どうぞお楽しみに。 辻和美



●会期中、ヴィーガンフレグランスキャンドル「LO(ロー)」、ジュエリーブランド「MAISON RUBUS.(メゾンルーバス)」のアイテムを併せてご紹介いたします。



ANSPINNEN 経歴

ANSPINNEN(スピネン)は2019年デビューの日本で唯一、紡績から撚糸までを一貫で行う紡毛紡績メーカーの小金毛織株式会社が、大井幸衣氏をディレクターにむかえ立ち上げたファクトリーブランド。国内でカシミヤを紡績出来るわずか3社のうちの1社。原料からこだわるものづくりをテーマに、自社で作成した最高品質の糸を、日本が誇る繊細で細やかな技術力を活かした製品を提供。同時に日本の技術を継承することを目指す。


Vrisko展スタートしました

2022.09.17 gallery blog

気持ちの良い秋晴れの金沢です。

フランスを中心にヨーロッパの各地で見つけてきた1900年台のお洋服たち。
ほつれを直しながら大切に着続けられてきた衣類を、受け継ぎ、さらに一点一点ずつメンテナンスをしておられる、Vriskoのお二人。

ギャラリーには、白と黒のモノトーンの世界が広がりました。
9/16、17、18 の3日間はVriskoのお二人も在廊してくださりますので、着こなしなどのご相談もお受けしてくださいます。

ぜひ、お時間ゆっくりご用意してお越しください。
ご来店お待ちしております。

71st exhibition
vrisko
2022.09.16 – 10.16
12:00 – 18:00
close monday

71st exhibition vrisko

2022.09.1 gallery exhibition

2022.09.16 fri.- 10.16 sun.
12:00→18:00

music:
Gel / Dolce



photo by suzuki shizuka



Vrisko=見つける、探す


「vrisko」のお二人の仕事は、100年ほど前の、ヨーロッパの教会服や寝衣など、現代でも着心地が良く着れるものをヨーロッパで見つけて紹介することである。ギリシャ語で「見つける、探す」という意味を持つ、「vrisko」を彼らの店の名前にしたのも、そんなとこからだという。アパレル業界での販売至上主義と季節ごとでの展開に疑問を持ち、もともと好きだったヨーロッパの古着の世界に本格的に入っていったのが9年前。仕入れはもっぱらフランスで、もう行く先は、ほぼ決まったところだけ。古着の中でも、手仕事の美しいレースやギャザー、質の良いリネンなど、ついつい置いて帰れず、持ち帰る(笑)。そして、その後の裏仕事の多さといったら、私たちの想像を超える。まずは洗濯、そして洗濯、それから、一点一点ほころびやボタンのチェック、その繕い。その後、黒、赤とオリジナルの染料で染色と、私たちの前に何気に並ぶまでの時間の方が長い。
日本人が日常的に洋服を着るようになって、まだ100年ちょっと。「vrisko」が選ぶ100年前の服が今、現代の日本人に本当によく似合う。 辻和美

●9/16(金)17(土)18(日)は、Vriskoのお二人が在廊してくださいます。
●9/16(金)17(土)の12:00〜15:00は事前ご予約制とさせていただきます。
 ご予約方法はこちらの記事をご確認ください。→



vrisko 経歴

2013年設立
東京|板橋にて福田雄司・福田玉水の夫婦で営む古着屋。
年に数回フランス各地を巡り、人や物と触れ合いながら、大切に使われてきた現代に残る古服を譲り受ける。古い時代特有の素朴な生地感・着心地の良いシンプルな服から、凝った創りの心躍る服、永く愛用してもらえるスタイルを提案している。


Lee Gee-jo展 スタートしました

2022.08.14 gallery blog

8月も半ばに差し掛かり、まだまだ厳しい暑さが続いています。
お盆明けには、少し和らぐのでしょうか。
広坂の/galleryでは、目にも涼やかな韓国のイ・キジョさんの白磁の展覧会がスタートいたしました。

今回は、これまでもご紹介させていただいてきたガス窯焼成の作品に加え、近年取り組まれている、薪窯焼成の作品もご紹介させていただいております。
薪窯の作品の中には、ハンアリ (壺)の作品もあり、一つ一つ違う表情、質感などをぜひ、ご覧いただければと思います。

涼やかな白磁の世界をお楽しみください。
(n)

70th exhibition lee gee jo

2022.07.27 gallery exhibition

2022.08.12 fri.- 09.11 sun.
12:00→18:00

music:
max bruch / kol nidrei
kun woo piak / gabriel faure “nocturne”
arthur rubinstein / beethoven “piano sonata”



photo by suzuki shizuka



白に挑む


韓国、ソウルに行くと必ず訪れるタプシムニという骨董街がある。古いスッカラ(匙)や麻紐、紙、木工品などをサラッと見て、いつも最後は、李朝白磁の店で、長居をすることになる。李朝時代といっても500年以上続く中で、韓国の陶磁器は変化を続けたが、17世紀に王室の器として白磁が全盛期を迎えた。韓国の儒教の教えもあり、装飾ではなく、素の美しさと品格が何よりも重視された。今回、2度目の展覧会になる、イ ギジョウさんは、その李朝白磁を現代に甦らせ、さらに、古典の写しに留まらず、現代生活に合わせた器を、作り続けている。反復により作られる器は、李朝白磁の品格を纏いながらも、日本人の私たちの生活にもしっかりと活躍してくれる。そのギジョウさんが、最近、薪窯による制作を始めたという。タルハンアリ(満月壺)や高台器など李朝時代を思わせる大らかで、多くのことを受け止めてくれるそんな器を見せてくれた。ちょっと、ギジョウさん本人にも見えた。作家人生の後半になり、さらに、李朝白磁に近づきたくなったという。「無技巧の技巧」「無計画の計画」「徹底した平凡」「アマチュアリズム」「清貧の美」などと賛美されるそこに、やはり挑んでいくのですね。ギジョウさんの白磁、どのように変化してきたか楽しみでなりません。  李朝白磁lover辻和美



Lee Gee jo 経歴

陶芸家。韓国現代白磁の第一人者。
1959年韓国済州島生まれ。 
1981年ソウル国立大学入学、87年美術学士取得。89年美術学修士取得。
1995年韓国、安城にある中央大学校芸術学部教授に着任。
1998年より、安城にアトリエを構え、農作物を育て自然の様子を観察しながら、白磁の制作を行う。
作品発表の場は、韓国だけにとどまらず、日本、欧米、ヨーロッパなどでも広く活動する。


魅惑のSANKAKU

2022.07.27 gallery blog

みんな大好きなsankakuの展覧会が、/galleryにやってきました!

全てが1点もののsankakuの作品たち、この日を楽しみにお待ちくださっていた、たくさんのお客様がお越しくださり、更には、sankakuの皆さんの在廊日でもあり、それはそれは賑やかな初日となりました。
店内の人数を調整させていただいており、ご入店をお待ちいただくこともありましたが、みなさま、快くご協力くださり、ありがとうございました。

/galleryでは、2年前に初めてご紹介させていただいたsankaku。
その時の出会いがきっかけで、ファンになってくださったという嬉しいお声を、今回、たくさん頂きました。
そう、sankakuはクセになるのです。
なんだか気になって、ちょっと着てみようかな?なんて袖を通してみる。
すると、その着心地の良さを実感して、他の形や模様も試してみてくなって、次から次へ試してみているうちに、もう、気持ちはすっかりsankakuのもの。さっきまで自分が着ていた無地の服が地味に感じ始める。。。
なんて、お客様も多いのではないでしょうか?

sankakuの作品の魅力の一つとして、着心地の良さ、シルエットの美しさが挙げられるかと思います。
シンプルな形のワンピースも、実際に袖を通して着てみると、ハンガーにかけてあった時にはなかった、美しいドレープと空気をふくむ涼やかなシルエットが生まれます。これは、実際に着てみないと見えてこない世界です。

今週末には、沖縄に戻られてから制作してくださった、嬉しい追加作品も届く予定です!
sankakuは試してみないと始まらない!
ぜひ、色々とお試しいただきながら、sankakuの魅力を存分にお楽しみください。

皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。
(n)

69th exhibition
sankaku

2022.07.07 – 08.07
12:00 – 18:00
close monday

69th exhibition sankaku

2022.06.25 gallery exhibition

2022.07.08 fri.- 08.07 sun.
12:00→18:00

music:
ichi / mono
SAKEROCK / MUDA



photo by suzuki shizuka



描くように縫う


カタコトカタコトと響くミシンの音。沖縄で洋裁店を営む母を見て育ったサンちゃんと妹のミカちゃん。祖母が洋裁学校の先生をしていたというロミちゃん。この3人が自分の服を自分で縫い始めるのは、とても自然なことだったのかもしれない。みんな、自分に合う気に入った服がないなーという軽い気持ちで服を縫い始めたという。お気に入りの布を見つけると、型紙も線もひかず、そのままミシンに向かって縫うらしい。それはまるで、絵描きが筆を持つようなことなのかもしれない。自分のために作った服が、友人のために作る服になり、そのまた友人のためにと作っていたところ、ある日、素敵なお店から展覧会の依頼が来た。半信半疑だったが、でも、とにかく、自分たちの服にsankakuという名前を付けた。それが彼女たちの旅の始まりになった。 辻和美
注)サンちゃん=大城さゆりさん、ミカちゃん=山城美佳さん、ロミちゃん=新垣ロミさんです

●初日の7月8日(金)は、サンカクの皆さんが在廊してくださいます。



SANKAKU 経歴

沖縄在住の新垣ロミ、大城さゆり、山城美佳の3人でインドの布や着心地の良い生地で毎日が楽しくなる服を制作しています。結成2016年。


オカベマサノリ展 本日よりスタートしました。

2022.06.24 gallery blog

入梅したかと思ったら、なんだかとっても良いお天気が続いている金沢です。
本日より、21世紀美術館横の/galleryでは、1000年以上昔に作られた古代ビーズと手編みのシンプルな紐を組み合わせたアクセサリーを作られる、オカベマサノリさんの展覧会がスタートいたしました。

古代の人々が装飾品として、また、お守りとして使ってきたであろう、石やガラスなどを使ったビーズたち。
オカベさんの作られるアクセサリーは、重ね付けなどもしやすいシンプルなデザインが中心です。

今回は、これまでとは違い、ぎゅっと短い期間に集中してご紹介させていただきます。6月24日(金)〜7月3日(日)までの会期中、全日程でオカベさんが在廊してくださいます(27日(月)は定休日)。オカベさん在廊中はご相談しながらお仕立てしていただくことが可能なのですが、これがまた楽しい時間なのです!お客様のご来店状況によっては、お待ちいただくこともございますので、ぜひ、お時間に余裕を持ってお越しいただければと思います。

皆様のお越しをお待ち申し上げております。
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68th exhibition
okabe masanori
2022.06.24 – 07.03
12:00 – 18:00
close monday

reclaimed blue

2022.06.17 gallery blog

現在、/galleryで開催中の reclaimed blue 展、たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございます。梅雨入りの合間の日差しに、ブルーのガラス作品がよく似合います。

「standard」や「color」「rainbowder」「glass ⇄ plastic」など、辻和美+factory zoomerには、いくつか柱となるテーマがあります。
その中のテーマのひとつ、「reclaimed blue」は10年前に「reclaimed blue project/再生する青 」から端を発し、これまで色々なギャラリーでもご紹介いただきてきた作品です。
このプロジェクトを始めたきっかけについて、2017年のDMの中で辻は、「他人の家の食器棚の心配をするお節介体質からくるもの」と話しています。これは、たくさんのご家庭の食器棚に並んだ器の中に、あまり使わなくなて、でも、捨てるのに困っているようなそんな“めんちょこ”があるのではないかと思ったのだそうです。

自然に還らない素材のガラス。割れてしまったらそれはもう“ゴミ”になってしまいます。
それらをもう一度集めて、選別して、溶かし直すことで、新しい作品を作る。
それも普段着の器ではなく、ちょっと特別な。
「ゴミから価値のあるものを作ってみたかった」
そう辻から聞いた時に、あぁ、factory zoomerは【アップサイクル】を10年前から実践してきたんだ。ということに気づき、前述の辻の“お節介体質”で「ほら、使わなくなったこのグラスより、こっちグラスの方が今の気分じゃない?」と少し先を歩いている辻に、声をかけられているような、そんな気持ちになりました。


制作できる期間が限られている、reclaimed blue の作品。
最終日の、6月19日まで少しずつ作品を追加し続けながら、開催しています。
美しい特別な青い色を、ぜひ、この機会にご覧ください。
(n)

67th exhibition
factory zoomer -reclaimed blue-

2022.06.3 – 06.19
12:00 – 18:00
close monday

68th exhibition okabe masanori

2022.06.5 gallery exhibition

2022.06.24 fri.- 07.03 sun.
12:00→18:00

music:
wong wing tsan / fregrance



photo by suzuki shizuka



モノとの付き合い


モノとの付き合いも長くなり、どんどん目が肥えてくると、友人たちは、骨董品、古物品に行き着いている。その理由は様々だが、ひとつに、「唯一無二」というところが、所有欲をグッと刺激してくるようだ。人と同じではないモノ、誰も持っていないモノを、コッソリと手に入れ、自分の周りに置きたい。ひとりで、そのモノとの時間をゆっくり楽しむのは至福の時間だし、時には、それを友人たちにシェアして、賞賛も欲しいし、一緒の時間も楽しみたい。モノとの付き合いが成熟してくるのは、平和な時代の象徴であろう。そして、今回、この身につける1000年以上前に作られた石、ビーズたちは、古代ローマ、ペルシャの時代の文化がいかに円熟していたかを私たちに見せ付けてくる。機械もない時代に、長い時間と手間をかけ、色や模様で意味を持たせ、あるものは邪を払い、身を守ってくれるお守りとして、またはその人の身分を表わすものとして作られ、現代まで残って来たモノだ。その紹介者、オカべマサノリさんは、自ら、紐を編み、まさに、古代と現代を繋ぐ仕事をしている。「唯一無二」の石の存在の邪魔をせぬよう、優しい金の金具と細く撚られた紐だけで、装身具を作り、今を生きる私たちの日常に蘇らせてくれている。人から人に手渡され、きっと、また別の誰かのもとへ、縁があって自分のところにいる、その短い時間だけど、大事に付き合って行きたいものだ。 辻和美

●会期中、全ての日程でオカベマサノリさんが在廊してくださいます。お好きなビーズでお仕立てしていただくこともできますので、ぜひオカベさんとお話しながらアクセサリーをお選びください。



オカベマサノリ 経歴

1964年、福岡生まれ。30代からアクセサリーを制作。
1300年前に作られたチベットのDZI BEADS(ズィービーズ)と出合ってから、古い時代のビーズに魅せられていく。おもに1000年以上前に作られた古代のビーズを使って、アクセサリーを制作。昔の人たちが自分の印(しるし)のようにビーズを身に着けていたように、日々の暮らしに寄り添うアクセサリー作りを心がけている。
福岡県浮羽在住。


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